保育の特長
東江幼稚園は「人と関わる力」「しなやかに動かせるからだ」「自然から学ぶ体験」を大切な3本柱として日々の保育を行っています。
ここでは、その3本柱を軸とした、保育の特長をご紹介します。
1.たて割り保育(異年齢合同クラス)
~子どもの育ちを大きく変えた、よこ割りからたて割りへの転換~
東江幼稚園は、50年間よこ割り保育を行った後、たて割りに転換しました。
よこ割りと比較し、たて割りで育つ力として特に実感が大きいのは、
・人とかかわる力
・自信、自己肯定感
・挑戦する気持ち
の3つです。
2.自ら成長する力を信じ、支援する
~体・心・頭のバランスのよい発達を促す仕組みづくり~
自由な遊び(自発活動)、感性を育てる活動(設定活動)を大切にしているのも、東江幼稚園の特徴です。
子どもの「やりたい!」「ワクワク」が最大の原動力となります。
それが何よりも、子供の体・心・頭をぐんと成長させます。
3.知識よりも実体験を、スキルよりも心が動く経験を
~成長をしっかりと支える、丈夫な根っこをつくる~
幼稚園の保育時間はわずか5時間。
東江幼稚園はひらがな等の知識教育を「やらない」こととし、その分、実体験、心動く経験を重ねてもらうことに、じっくり時間を割くようにしています。
園の特色
1.お寺の幼稚園
東江幼稚園は、天台宗の東江寺を発祥とする幼稚園です。
幼稚園に通われる方は東江寺とは関係ない方がほとんどですが、幼稚園では季節ごとに仏教行事(成道会や花まつり等)を行います。
2.自然からの学びを大切にする
東江幼稚園の現在の在り方は、現理事長の浅井孝順が「よりよく生きるとはどういうことか」を求めて、伊豆下田での自給自足生活に飛び込み、その中で7年間、子どもを4人育ててきた経験からの学びを色濃く反映しています。
ゆえに、自然からの学びは、東江幼稚園が非常に大切にしていることのひとつです。
たとえば「作物を自ら育て、食べる経験は人を育てる」という学びから、東江幼稚園では330坪の田んぼを使用し、完全無農薬有機栽培のお米を外部の手を借りずに育てており、園児はもちろん、希望するご家族にも参加いただいています。
他にも野菜作りからの調理活動や動物とのふれあい等、自分達も自然の循環の一部であるという実感が持てるような活動を大切にしています。
3.みんな楽しい幼稚園
子どもは幼稚園だけでは育ちません。安心できる家庭があってこそ、子どもはのびのびと大きく成長していきます。
東江幼稚園は、子どもだけでなくその家族にとっても、よりよく生きる学び・育ちの場であると同時に、心安らぐ場であってほしいと思っています。
東江幼稚園は通園バスも給食もなく、親にとって「ラク」な幼稚園ではありませんが、幼稚園生活を通じて、親もまた日々の生活がより楽しく、より豊かなものになるよう、交流・学びの場づくり、相互理解の促進等に日々努めています。
また、父母の方々も自主的に様々なサークル活動や勉強会の実施を行っており、幼稚園と父母の相互で学びあい、支えあいながらよりよい子育ての場を作っています。